法人ETCカードとは?特徴や種類・申込み方法など詳しく紹介します!

通常の業務で高速道路をよく使う場合や、頻繁に長距離移動をする機会がある場合は、さまざまなメリットを受けることができる「法人ETCカード」のご利用をおすすめします。
保有する社用車が多い場合は、従業員一人一人に法人ETCカードを渡して高速道路の料金所をよりスムーズに通り抜けられたほうが便利です。

そこで今回は、これから法人ETCカードを発行しようかとお考えの法人や企業向けに、法人ETCカードの特徴や種類、お申込み方法など、法人ETCカードに関する基礎的な知識について詳しく紹介します。

法人ETCカードとは?

法人ETCカード

法人ETCカードは、法人や個人事業主専用に発行されるクレジット機能のないETCカードです。

車両に積んだ車載器に法人ETCカードを挿し、高速道路のETCレーンを通過すると、現金を支払うことなく自動的に料金を決済して料金所を通行できるようになります。

キャッシュレスで支払いをした高速道路料金は後払いとなり、あらかじめ登録してある口座から月に1回まとめて引き落とされます。利用料金の詳細は請求書をみれば一目瞭然で、毎月の経費計算やコスト管理にかかっていた手間や時間を削減できるといったメリットがあります。
従業員それぞれが法人ETCカードを使っていれば、有料道路を利用した日時や区間、料金などのデータを簡単にチェックできるため、プライベートで無断使用するなどの不正を未然に防げるといった効果が期待できます。

クレジット機能が付いていない法人ETCカードは、インターネットやFAXで簡単に申込みができること、そしてスピード発行できるといった特徴があります。クレジットカードの審査が必要ないため、会社を設立したばかりでまだ信用情報の乏しい法人や個人事業主でも、最低限の条件を満たしていれば従業員や社用車の数に合わせて必要枚数を申込むことが可能です。

・法人ETCカードはお得な割引が適用される!

法人ETCカードの車載器搭載車であれば、地方部限定で土日祝が終日30%OFF、さらに午前0時~4時までの利用は深夜割引で30%OFF、平日の朝は6時~9時、夕方は5時~8時まで50%OFFとお得に有料道路を走ることができます。
法人ETCカードの種類によっては、マイレージサービスを利用できるカードもあります。走るエリアや曜日、時間帯などを工夫して割引サービスを利用したり、溜めたポイントを通行料金に還元させたりすることで大幅にコストを削減することができます。

法人ETCカードの種類とは?

法人ETCカード

法人ETCカードの種類について紹介します。

法人ETCカードの種類は、主に以下の2つです。
「マイレージなしの法人ETCカード」
「マイレージありの法人ETCカード」

・マイレージなしの法人ETCカードについて

マイレージなしの法人ETCカードは、クレジット審査がないため、会社設立や事業を開始してからまだ日が浅い新規事業者でも発行できる便利なETCカードです。東京や大阪といった大都市近郊の有料道路を主に利用し、割引が適用されている時間帯に多く走行するといった方に多く利用されています。

マイレージなしの法人ETCカードを利用した場合の請求金額は、ETC利用分+手数料と至ってシンプルです。利用料金は協同組合から請求される流れとなり、マイレージが登録されていない法人ETCカードの場合はマイレージ付きのETCカードに比べて手数料を5%と抑えることができます。

マイレージなしの法人ETCカードは、どの車両でも利用できること、さらには登録車両1台につき、最高4枚の法人ETCカードを発行できることが特徴です。
利用料金は月末締めで、翌月20日頃に請求書が発送され、翌々月の5日に口座振替となる後払いです。

・法人ETCカード(マイレージあり)

マイレージ機能が付いている法人ETCカードは、利用料金に応じてETCマイレージが貯まります。
ETCマイレージサービスとは、毎月の支払額によってポイントが貯まり、貯めたポイントを無料通行分として交換できるサービスのことです。

ETCカードマイレージのポイントの加算は道路事業者ごとに異なります。
例えば、神戸市道路公社の場合、50円につき3ポイント還元され、月間利用額に応じてさらに加算ポイントが付くため、利用する回数が多いほど、距離が長いほどお得になります。

マイレージなしの法人ETCカードと同じく、登録車両1台につき、最高4枚まで法人ETCカードを発行することが可能で、利用料金は月末締めで翌々月の5日に口座振替となります。
尚、マイレージ機能が付いていることで手数料は走行料金の8%となるため、平日の朝や夕方の割引時間帯での利用が月に5回以上ある方は、マイレージなしよりも、マイレージありの法人ETCカードのご利用をお勧めします。

また、ETCマイレージ付きの法人ETCカードを利用する場合は、あらかじめETCマイレージに新規登録する必要があります。ETC車載器と法人ETCカード(マイレージあり)を準備して、ETCマイレージサービスのWEBサイト、または郵送で申込みをします。マイレージ登録が完了すると約1週間でマイレージIDとパスワードが記載されたお知らせが発行され、ETCマイレージサービスを利用できるようになります。

ETC協同組合の法人ETCカードを申し込めば、ETCマイレージサービスの登録手続きや管理を代行してもらえるので安心です。

法人ETCカードのお申込み方法

法人ETCカード

新会社でも楽ちんに作れる法人ETCカードは、インターネット、あるいはFAXから申込みが可能です。

インターネット・FAXでの申込みには、法人ETCカードを申請する車両の車検証(写し)・申請車両のETC車載器セットアップ証明書(写し)・代表者の運転免許証、もしくは住民票・健康保険証の写し、さらに法人の場合は発行6ヶ月以内の履歴事項全部証明書(写し可)、個人事業者の場合は税務署印のある所得税確定申告書(写し)といった公的書類を準備する必要があります。

・インターネット申込みの主な流れ

インターネットで申込みをする場合は、ETC協同組合のお申し込みサイトにある「申込フォーム」に必要事項を入力して、送信をします。申込フォームを送信すると、後日、ETC協同組合から組合加入申込書・銀行口座振替依頼書・ETCカード申込書・同意書が郵送にて送付されてきます。

送付された書類を受け取ったら、書類に必要事項を記入して捺印の上、ETC協同組合に返送します。
書類を返送し、出資金を振り込むと申込みが完了となります。

・FAX申込みの主な流れ

FAXで申込みをする場合は、まずETC協同組合のサイトから組合加入申込書をダウンロードします。
必要事項を記入、捺印した申込書をFAXにて送信します。
ETC協同組合が書類を受領すると、後日必要書類が郵送にて送付されます。

ETC協同組合から送られてきた書類を受け取ったら、あとはインターネット申込みと同じです。書類に必要事項を記入・捺印の上ETC協同組合に返送して、出資金を振り込むと申込みが完了となります。

法人ETCカードは、法人はもちろん、個人事業主や新規参入の企業でも作ることができるETCカードです。クレジット機能がないため、審査も最低限で済み、スピード発行できることが最大の魅力です。

高速道路代をキャッシュレスで支払えるようになると従業員の負担や手間を省くことができますし、利用料金は毎月まとめて口座振替となるので経費計算や事務処理、コスト管理などの作業が劇的に楽になるといったメリットがあります。

法人ETCカードの発行をお考えなら、ネットやFAXで簡単に申し込める発行率No.1のETC協同組合の法人ETCカード(マイレージあり・マイレージなし対応)がおすすめです!